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スイスに渡ったジャパンブルー

去年の夏、お店に来られた赤ちゃん連れのお客様が、また今年も来てくださいました。背の高いスイス人のご主人、ラインハルトさんは、鴨居にぶつかりそうな頭を低くしてお店に入ると「Beautiful!」と感激の声。間違いない、見覚えのある素敵なファミリー。


スイスに持って帰る器をどれにしようか、とても悩んだ末に、お皿を4枚とマグカップを2個、そしてうちの看板猫漱石の、手のひらサイズのオブジェをお買い上げに。



しかしあろうことか、ドジな私はそのミニチュア漱石をお持ち帰りの袋に入れ忘れてしまい

ました。ご連絡先をお預かりしていなかったので、お話しした内容を思い出し、小さなことを手掛かりに、なんとか連絡してもらえるよう漕ぎつけました。


すると後日、奥様から「猫ちゃんはまた来年取りに行きます。それまでそちらで預かってください」とショートメールが届きました。よかった。来年が楽しみになってきました。


お買い上げいただいたお皿は、ジャパンブルーと呼んでいるシリーズで、真ん中に太い刷毛でざっと一直線に呉須のブルーのラインが入った、リムのある平たいお皿。


全体に竹の灰が入った釉薬がかかり、透明な中にうっすらと寒色系を感じるトーンになっています。土は西条の荒い粒々が入っていて一枚ずつ表情が違うものです。


覚えやすいように、このお皿を別名ラインハルトモデルと呼ぶことにしました。


スイスではどんな風に使ってくださっているのか、来年再会したらぜひ聞いてみたいと思っています。

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