定期教室を始めて、来年で20年になります。
2005年、灯油窯を買い、まずは自分で簡単に改装した古民家でカフェギャラリーを始めました。その時来てくださった新聞記者の方が記事に取り上げてくださり、それをきっかけに一気に生徒さんが集まりました。
カフェも併設していたので、カフェの残りのお菓子を教室で出していました。それを続けていたのですが、カフェが忙しくなると自分の制作時間がなくなるのです。
器を作っているとカフェの方が疎かになり、掃除が行き届かなかったり、仕入れが間に合わなかったりします。好きで作っていたお菓子も、その日残ると明日はゴミになってしまいます。
カフェのママさんが趣味で陶芸をやっているかのように言われたことにもちょっと気持ちがへこみました。しばらくして、定期教室は残し、カフェギャラリーは辞めることにしました。
定期教室の生徒さんで、長い方は15年近く通ってくださっています。コロナの時も変わらずこっそり続けていました。ここでおしゃべりする事がきっと癒しになっていたと思っています。
陶芸を続けることが嫌になって辞めてしまおうかな、と思ったこともありますが、生徒さんの作品を仕上げなくては!という思い、生徒さんから「先生まだですか」という声は私が陶芸を続ける推進力となったことは間違いありません。
いろんなことがあったなぁ。感慨深いです。来年20周年、生徒さんと何か記念の行事ができたらいいな。
Comments