『芸術の秋』ということで美術館に行きました。
大阪の東洋陶磁美術館がリニューアルされたので
「シン・東洋陶磁ーMOCOコレクション」に行きました。
ここは何年も前に行ったことがあるのですが、作品数が多く全部見るだけで疲れてしまい、
知らない人は大事な作品を見落としてしまいます。
リニューアル後は、これ大事!という作品がわかりやすくなっています。
この壺は美術雑誌の表紙になっていたりしてよく出てきます。
この壺の中心のハス花が真っ赤に出ています。見ていて飽きない美しさです。
壺の大きさもさることながら、ハスの絵もダイナミックで力強いです。
今回リニューアルされて、器のバックに六田知弘さんの写真が大きく飾ってあります。
最初写真に見えなくて油絵なのかと思いました。
器と写真とベストマッチです。
これが国宝の油滴天目茶碗です。
光源が今まで以上に自然光に近い色合いで、本物の色を感じることができます。
また下に鏡が敷いてあるので側面もよく見えます。
キャプションには裏の写真があるので、高台の様子もわかります。
そして写真は撮り放題!
そこはすっかり変わりましたね。
驚くのは最後の部屋で、新技術を使った国宝のお茶碗(もどき)を触れる体験ができるんです。
左に見える箱に手を入れて中の器を触ると目の前の大きな画面に
自分が触っているように国宝の器が動きます。
重さや手取りが分かる仕組みになっています。
(因みに私は大きさの割に少し重たい密度の濃い感じがしました)
すごいですねぇ〜〜〜!
そして最初に出した写真 これ↓
(あ、これは)私は見てすぐわかりました。
ルーシー・リーですね。
間違いない!
展示室の並ぶ中間部に大きな階段があり、
そこにポツンと一個だけ置いてありました。
みんな見てくれてるのかな。こんなわかりにくいところにおいて地味すぎる。
確かに他の展示室に置くと異質かもしれません。
見つけることができて嬉しかったですよ。
皆さんももし東洋陶磁美術館に行かれることがあれば、ぜひこの器を見つけてくださいね。
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