と、この文字を何回打ったことでしょう。
前々から父の話が面白かったので、どこかでみんなに聞かせたかった。野球を志す人にはヒントを得て欲しかった。それにはYouTubeという手段は最適でした。
ただやり方もよく分からなかったので、「YouTubeのやり方」というYouTube動画を見て勉強しました。サムネイルの作り方、編集の仕方(ほとんど無編集ですが)、なんでも出ていました。
そのうち話すネタもなくなり、ライブ配信で質問をもらいながら答えていくということも覚え、楽しい配信を続けました。話し始めると止まらないので、1時間があっという間です。
驚いたのは、昔のことを異常なくらいによく覚えている方からのコメントです。父も物覚えがいい方ですが、その父が「ヘェ〜よく覚えていらっしゃいますね〜!」と感心するくらい、高校野球大好きの方がコメントをくださっていました。
会ったこともない方ですが、いろんなYouTube上の名前でお友達のような気になります。近所のスーパーで「監督さんいつも見てますよ」と声をかけられることもありました。
おしゃれな父だったので、じゃあ今から撮る?となると、ちゃんとシャツを着替えて、鏡の前で身だしなみを整えてカメラの前に座ります。2本撮る時はシャツを着替える時もありました。楽しかったなぁ。
父のファンの方から、よくぞ撮ってくれました!と今でも褒められます。最後になった一本は、とても痩せていて、自分が癌ということをわかっていたので、見るととても辛いです。
亡くなってから後にアップするためのサプライズで一本撮っておけばよかったな、と今になって思いますが、あの時はとてもそんな余裕が無かったですね。
もっともっと野球をやりたかったのが痛いほどよくわかるので、そのことを思うとやりきれない気持ちになります。そんな時は、楽しそうに話す誕生日の回などを見て、気持ちを切り替えます。
写真は、YouTubeを撮っているとこうやって画面に入ってくるツンデレの漱石と父です。
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